3日に当地で行われた競泳の北京五輪米国代表選考会の男子200メートル
平泳ぎで、ブレンダン・ハンセンが4位に敗れて五輪切符の獲得に失敗。
6月にこの種目で世界記録を出した北島康介（日本コカ・コーラ）が五輪連覇
に一歩近づいた。
今年の世界ランキングで2位につけるブレントン・リカード（オーストラリア）
の記録は2分9秒51。北島が先月のジャパンオープンで出した世界記録とはちょうど
2秒の差がある。北島以外でただ一人、自己ベストが2分9秒を切るハンセン（2分8
秒50＝2006年）が五輪に出場できないため、北島の存在が一層際立つことになった。
ハンセンが男子200メートル平泳ぎで五輪出場権を逃した結果を受け、北島康介を
指導する平井伯昌コーチは「体が沈んでいるので、150メートルまでもたないだろ
うと思っていた」とコメントした。
北島が先月のジャパンオープンでハンセンの世界記録を塗り替えたことが
「（ハンセンの）ボディーに深々と突き刺さっていたのだろう」と同コーチ。
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